女王卑弥呼

まりなには、記憶があった。ほんの一部だけれど、いい気分と、姉が言っていた時だった。

「お姉さん」と、たかゆきが叫んだ。

「あ、閑ちゃん」と、ニックネームで呼んでいた私も私。

「ごめんなさいっ」と、なんとも間抜けな主人の声が聞こえてきた。

「最悪ー。かんのすけにおっぱいみられたー」と、なぜかひらがなで書かれていた手紙を読んだのは、次の日だった。

「もう…」満理奈は、御機嫌斜めだった。