でも、その楽しさもつかの間。
ある日、「これ、絶対無くさないでね。絶対清麗ちゃんが持っといてね!…バイバイ」
と渡されたお守り。
その日以降、翠は公園にも、どこにも姿を現さなくなった。その理由は私にも未だに分からないままでいる。
(まさか翠と同じ高校だったなんて…)
「どうしたんですか?ぼーっとしてましたけど…」
「あっえっと…い、いやなんでもなくて」
「それならいいんですけど…」
「…実は、」
「…?」
俯いた私に、上から声が振りかかる。
私はもう一度、翠と目が合った。
「いつかはまだ決まってないんですけど…近々先輩のパン屋さん行こうと思ってて。妹と一緒に」
「えっ…!もちろん…!」
自分でも日常の変化の喜びに心臓がバクバクしているのがわかる。近々って、いつだろう…?
"次は〜黒橋駅、黒橋駅です。忘れ物がないように、ご注意ください。"
「じゃあ、!お先に失礼します」
そう会釈をすれば、翠は
「はい。また明日」
と、会釈を返してくれた。
電車を降りてからも、さっきの衝撃でずっと心臓がバクバクしている。
パン屋さんに来てくれた時、どんな顔をすればいいんだろう…。
というか、翠って妹さん居たんだな。
何歳差なんだろ…?
見たことないから、会えるの楽しみだな〜…似てるのかな?
ドキドキとワクワクした感情で心を弾ませながら、家へ帰った。
ある日、「これ、絶対無くさないでね。絶対清麗ちゃんが持っといてね!…バイバイ」
と渡されたお守り。
その日以降、翠は公園にも、どこにも姿を現さなくなった。その理由は私にも未だに分からないままでいる。
(まさか翠と同じ高校だったなんて…)
「どうしたんですか?ぼーっとしてましたけど…」
「あっえっと…い、いやなんでもなくて」
「それならいいんですけど…」
「…実は、」
「…?」
俯いた私に、上から声が振りかかる。
私はもう一度、翠と目が合った。
「いつかはまだ決まってないんですけど…近々先輩のパン屋さん行こうと思ってて。妹と一緒に」
「えっ…!もちろん…!」
自分でも日常の変化の喜びに心臓がバクバクしているのがわかる。近々って、いつだろう…?
"次は〜黒橋駅、黒橋駅です。忘れ物がないように、ご注意ください。"
「じゃあ、!お先に失礼します」
そう会釈をすれば、翠は
「はい。また明日」
と、会釈を返してくれた。
電車を降りてからも、さっきの衝撃でずっと心臓がバクバクしている。
パン屋さんに来てくれた時、どんな顔をすればいいんだろう…。
というか、翠って妹さん居たんだな。
何歳差なんだろ…?
見たことないから、会えるの楽しみだな〜…似てるのかな?
ドキドキとワクワクした感情で心を弾ませながら、家へ帰った。
