スパイなのに大人気VTuberたちに溺愛されてます!





無事私がマネージャーになることが決定し、そろそろ夕飯の時間になった。




そんななか、私のマネージャー就任おめでとう会をしようと突然瑞希くんが言い出したのである。




「でも、もう7時過ぎちゃってるよ?いまから作るってなっても……」




「たしかに……時間足りないかも」




天音くんと流星くんが言う。




「それならまかせてよ、時間内に俺が作るから!」




それに対し、北斗くんが少し自慢げに言う。




「もしかして、北斗くん料理できるの?」




「うん、てなわけで今から作るよ。莉音ちゃん嫌いな食べ物とかアレルギーとかだいじょうぶ?」




「両方とも特にないからだいじょうぶ!わざわざありがとう」




「どういたしまして。よし莉音ちゃんもいることだし頑張らないとなー」




そういってキッチンのほうに行く北斗くん。




慌てて私もそのあとを追いかける。





「あの!北斗くん、私にも何か手伝わせてほしい」




「えっ、いいの?莉音ちゃん疲れてるんじゃない?」




「いえ、だいじょうぶです。お手伝いさせてください!」




「オッケー、手伝ってくれてありがとね。じゃあ、そこの野菜お願い」




指示されたものを切りながらちらりと北斗くんのことを盗み見る。




ほかのみんなと同様芸能人レベルに整った顔立ちに、名前の通り深い青色の髪の毛、そこに映えるきれいな金色のピアス。




同い年とは思えないほど大人っぽい雰囲気をしている。




「ん?俺の顔に何かついてる?」



じっと見つめていすぎていたのか北斗くんに不思議そうな顔をされてしまう。




「料理上手なんだなって」




「うん5人兄弟の一番上だからね。昔から料理とかしてたんだ」





「5人?すごいね!」





「あはは、みんなまだ小さいからかわいいんだよな。あっ、そろそろ完成するから莉音ちゃんは先に戻ってて」




「うん、わかった」



椅子に座り、料理が運ばれているのを待っちるときにある異変に気付いた。




あれ……?そういえば天音くんがいないな。




「みんなーできたよ」




そういいながら北斗くんが次々とテーブルに豪華な料理が乗ったお皿を並べていく。




すごいっ……!北斗くんこんなに豪華な料理をあんな短時間で作っちゃうなんて。




すべての料理が並ぶとほぼ同時に天音くんがもどってきた。




みんなが揃ったことを確認してから乾杯の合図をする。





「莉音ちゃん、改めてマネージャーの件受け入れてくれてありがとう」





「ぜんぜん!でも学園のルールは大丈夫なの?」




確か、特別科同士でも正体は明かさないようにするってルールがあったはずだ。




「それに関しては事務所が事前に学園に相談してるから問題ないはずだよ」




「そういえば、マネージャーとしての仕事内容とかはあるの?」




「うーん、これといった決まりはないんだよね」




「活動のサポートくらいしか」




瑞希くんと天音くんの発言にみんなうなずいている。




「そっか、じゃあいったんハッキングのことだけ考えれば大丈夫かな?」




「そうしてもらえるとありがたいよ」





「それじゃあ、なるべく早いほうがいいよね?今日の夜にでもやろうか?」





「莉音ちゃん今日はもう疲れてるでしょ?明日以降で大丈夫だよ」