探偵男子たちが強すぎる

──紫音くんが武器持ちの子から武器を奪って破壊。奪われた子を流してもらい、こちらの優勢を保ったまま残すは流れてくる校舎側の不良くんだけに。

「ヒバリちゃん六時、三人。壱弥くん八時一人」
【分かった!】
【了解】

伝えた矢先、右側から壱弥くんに殴られふらついた不良くん。

──ナイスタイミグ。

「ごめん、肩借りるね」

不良くんの肩を台に高く飛び、数人をなぎ払う。それでも立ち上がってきた子は、

「仕上げはウチや!」

夏音くんが蹴り飛ばしてくれた。

「蓮佳、今の過去イチ良い蹴りだった」
「せや、さすがウチの未来の嫁さんや」
「は?」
「なんや」

バチバチとグラウンドのど真ん中で……。

【兄貴たち仕事せぇよ。会話丸聞こえなんですけど】
「うわ、ごめんわたしも動く!」
【先輩はいつでも助けに行くから言ってね】
「あ、ありがと」

あまりにも態度の差がすごくて、イヤホンからユウリくんとヒバリちゃんの笑い声が聞こえてきた。でも、こんな時でも笑う余裕があるのはいいことだよね。

「……もうそろそろ終わりが見えてきただろ」

【皆聞こえてる?会長は体育館にいるよ。残りも少ないから向かって】

静空くんの声に自分の周りを倒し、数人を引き連れながらわたしたちは体育館へ走った。