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「──ってことは、今日来たアイツのとこに行くには」
「全てのナワバリをつぶさんと行けない場所ってことかいな」
男の子のことでリビング会議。
壁に貼ってある地図の上の方に男の子の居場所である印を静空くんがつけた。上の方ってことは最後に回るところ。
「ま、最短だとそういうことになるねー。ナワバリ無視で遠回りすれば直で行けるけど、どうする?」
「最短だろ」
「最短に決まっとるやろ。どのみち、全部まわっていかんと、誰かさんからの依頼は達成したことにはならんし。紫音もそれでええな?」
お皿洗いをしてくれている紫音くんに夏音くんが投げかけると、『ん』と返ってきた。
──それで週末、男の子の話をするために家にヒバリちゃんたちを呼んでいたんだけど……
「あれ、壱弥くんたちどっか行くの?」
壱弥くんと夏音くんが何やら出かける雰囲気で。
「ああ、ナワバリ観光にユウリも連れて行ってくる」
「だったらわたしも──」
「今回はええよ。……せっかくお友達になったんやから今日はお休みで、な?荒っぽいことは男子で片すから。最後のナワバリまで温存しとって」
温存……
家に来てくれたヒバリちゃんと最後のナワバリ前に楽しく過ごすいい機会であり、気を遣ってくれたんだ。
「……ありがとう」
「やった、蓮佳とおしゃべりできる!」
ヒバリちゃん、嬉しそうにしてくれてるし、たまにはいいのかな。
「こっちはこっちで親睦を深めるから。あと……紫音にヒバリ、とまぁ静。俺らの留守中、蓮佳のこと頼む」
「うん、任された。お兄も頑張ってね」
「おれおまけみたい……」
切なそうに机に伏せる静空くん。
「分かってますよ。だから早く行ってきて」
「相っ変わらず生意気やなぁ。何かあれば連絡せぇよ。ウチら行くから」
「え、本当に今から乱闘するのかい?」
「ほな、仲良く行こか」
大丈夫かなユウリくん。なんか前触れもなく連れて行かれた感じだけど。
「──ってことは、今日来たアイツのとこに行くには」
「全てのナワバリをつぶさんと行けない場所ってことかいな」
男の子のことでリビング会議。
壁に貼ってある地図の上の方に男の子の居場所である印を静空くんがつけた。上の方ってことは最後に回るところ。
「ま、最短だとそういうことになるねー。ナワバリ無視で遠回りすれば直で行けるけど、どうする?」
「最短だろ」
「最短に決まっとるやろ。どのみち、全部まわっていかんと、誰かさんからの依頼は達成したことにはならんし。紫音もそれでええな?」
お皿洗いをしてくれている紫音くんに夏音くんが投げかけると、『ん』と返ってきた。
──それで週末、男の子の話をするために家にヒバリちゃんたちを呼んでいたんだけど……
「あれ、壱弥くんたちどっか行くの?」
壱弥くんと夏音くんが何やら出かける雰囲気で。
「ああ、ナワバリ観光にユウリも連れて行ってくる」
「だったらわたしも──」
「今回はええよ。……せっかくお友達になったんやから今日はお休みで、な?荒っぽいことは男子で片すから。最後のナワバリまで温存しとって」
温存……
家に来てくれたヒバリちゃんと最後のナワバリ前に楽しく過ごすいい機会であり、気を遣ってくれたんだ。
「……ありがとう」
「やった、蓮佳とおしゃべりできる!」
ヒバリちゃん、嬉しそうにしてくれてるし、たまにはいいのかな。
「こっちはこっちで親睦を深めるから。あと……紫音にヒバリ、とまぁ静。俺らの留守中、蓮佳のこと頼む」
「うん、任された。お兄も頑張ってね」
「おれおまけみたい……」
切なそうに机に伏せる静空くん。
「分かってますよ。だから早く行ってきて」
「相っ変わらず生意気やなぁ。何かあれば連絡せぇよ。ウチら行くから」
「え、本当に今から乱闘するのかい?」
「ほな、仲良く行こか」
大丈夫かなユウリくん。なんか前触れもなく連れて行かれた感じだけど。



