探偵男子たちが強すぎる


「まぁ、事情ってもんは一応分かったけどな……」

どうする?という視線を、壱弥くんはわたしたちに向ける。
二人の雰囲気を見るからに嘘偽りはないと思うから首を横に振って見せれば、紫音くんと夏音くんも同じ気持ちみたいで。
小さく息を吐いた夏音くんは、ゆっくりと二人のそばにしゃがんだ。

「友達ってな、誰でもええわけやないんよ。ユウリ、ヒバリ。もっと信頼出来る子を見つけないとあかん。……二人を大事に思ってくれる、二人も大事に思える、そんな人をな」

優しく、穏やかに夏音くんはヒバリちゃんとユウリくんに伝え、わたしも夏音くんの言葉に頷いていると、

「よっ!ノンノンかっこいいー」

静空くんがしんみりしはじめていた空気とか関係ない発言をした。

「せやろ!……ってやめやシズ!今そういう空気ちゃうやんけ絶対」
「乗る兄貴もどうなの?あり得ない」
「バカ夏」

なんやとぉ!と、男の子たちが騒ぎ出す。わたしはそんな四人をポカンと見つめている二人のもとへ行き、目の前にしゃがむ。

「……わたしでよければ、二人の友達になりたいって思うよ。それに、騒いでる四人もきっと同じ気持ちでいてくれてると思うんだ」

後ろで追いかけっこをしだした声を耳に、わたしは笑って見せると、ユウリくんは頷き、ヒバリちゃんは勢いよく抱きついてきた。

「おっと」
「……お店で目が合った時、笑ったら笑顔で返してくれたの嬉しかった」

アタシも友達になりたい、と。
すごいぎゅっとしてくるものだから、わたしもそっと背中に手をまわした──