探偵男子たちが強すぎる


「ヒバリは双子の妹なんだ」

双子……確かに性別はちがくても二人とも同じ色の髪と目でとても綺麗。男の子の方の髪は肩くらいにハーフアップだけど。

「こちらの負けで構わない。それに……僕もヒバリも君たちと殴り合いなんてしたくはないんだ。どうか聞き入れてもらえないかな……」

──え?

まさか、こんな展開になるとは予想していなかったから、わたしたちは顔を見合わせた。

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双子の有栖川(ありすがわ)ユウリくんに、妹のヒバリちゃんと、沢山の不良くんが倒れるグラウンドの真ん中に、静空くん含めたわたしたちは二人を座らせ話を聞いた。
ずっと海外にいて、一年前にこっちに引っ越してきて全く知り合いがいなく、容姿だけで声をかけられるも友達は出来なかったこと。
中学校を決める時、この学校の生徒たちに声をかけられ、そのまま友達作りをしてるうちに不良メンバーにされてしまったこと。
抜けることができないまま、ズルズルと来てしまったこと。

「……めったにケンカなんて売られない、だから偽物の総長役を命じられていたんだ。勿論……分かっていたよ。すぐに間違いだって。……それでも、僕たちは友達が欲しかった」

居場所が欲しかった、と。唯一学校の女子生徒のヒバリちゃんは、ユウリくんの右腕としてそばにいたみたい。