探偵男子たちが強すぎる

でも自分だけじゃなく三人分、わたしは感覚を研ぎ澄ませないといけない。
ても、今のところは大丈夫みたいだ──

「全然相手になんないんだけど、まとめて来れば?」

壱弥くんは相手の懐に入るのがうまい。
パワーが劣るって前に静空くんの説明であったけど……急所狙いもうまいからパワー不足なんて全く感じられない。

「どこもかしかも隙だらけやでっ!」

夏音くんは何人来ようと容赦(ようしゃ)なし。蹴りで周りをなぎ払う生粋のパワータイプ。あまり腕は使わないみたい。壱弥くんと正反対って感じ。

「よっ……と!!」

紫音くんは……と目を向けた時、いとも簡単にバットをへし折った瞬間だった。

──ん?しかも二本同時!?

膝で折られたバットが四分割され地面に落ちる。それを踏みつけて紫音くんはバラバラにした。
……なるほど、あれが『破壊神』って意味だ。あんなに可愛いお顔してるのに破壊力は凄まじい。

「なんぼでも折ったるから、どんどんバット持っといでよ」

結果、皆余裕そう。

【──レンレンー?】
「おっと……!はーい」

せっかく三人の動き見てたのに視界が不良くんたちによって埋まり、一撃急所狙いで倒したところに、静空くんの声が届いた。

【いや、何かキョロキョロしてたから。三人が気になる?】
「……あはは、つい。いつもすぐ終わるような相手だったでしょ?だから今なら、動き方とか見れると思って」
【まぁね。でも怪我しない程度にしときなよ?】
「了解」

──さてと、わたしももう少し攻めようっと。