探偵男子たちが強すぎる


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中間テストギリギリになって、何かと暴れていた三人がさすがにおとなしく勉強をし……テスト期間を無事乗り越えることができた。

最後の数学のテスト後に夏音くんが『終わった……』って言ってた。あまり自信がない様子で。難しいからわたしも自信ない。

壱弥くんと静空くんは、特にどの教科も不安はないみたいで羨ましい限り。
紫音くんもまた、問題なく解けたらしく夏音くんににらまれてた……

「……はぁー糖分。テスト終わりのご褒美糖分プリーズ、シオシオ」
「今作ってるから待ってよ」

全員で帰ってきて早々、リビングでぐったり。
紫音くんだけが、『糖分糖分』と静空くんに帰り道ずっと言われていたから、お菓子作りしてるけど。

「地味に疲れる」
「ほんまそれ。動き回る方が何万倍も増しやー」

天井を見上げる程に椅子にもたれる壱弥くんと夏音くん。そんな二人に机に伏せていた静空くんが提案をした。

「じゃあ息抜きでもするー?思えば、星原とこの家に来てから、四人ともただ楽しむお出かけしてなくない?」

「……確かに。言われてみるとそうだよな。俺ら自分たちのために出かけてないし」
「そうやなーテスト終わりやし、リフレッシュするに丁度ええんとちゃうか。ウチは賛成やで」
「わたしも普通に街中見て回りたい」

ほとんどこの家と学園と行き来、たまにスーパーへ行くくらいだったから。

「……先輩行くの?なら僕も行こうかな。何かいいもの探せるかもしれないしさ」

ケーキを手にキッチンから出てきた紫音くん。
ケーキを見て静空くんが瞬時に目を輝かせるも、そばにあった閉じかけのパソコンが鳴った。

「ん?なんか来たー……あー」