なるべく気にしないでノートや教科書を見ていると、誰かが避けた拳や足がわたしと静空くんまで届きそうなことがあって、わたしはそれを阻止する役割。
だって、静空くん絶対避けれないから。椅子を近づけて守ってる。今も教科書片手に隣にいる静空くんへの拳を押し返したところ。
「……でもさこうして三人が騒ぐと、レンレンおれのそばにきてくれるからいいよねー。家の中だけどすごい近くにいるもん」
安心する、と机に伏せて寝始める静空くん。
……近いというより、もうわたしにくっついてる。テストの危機感は全くない様子。
平均取れるって言ってたから、このままでいいんだろうな。
「毎度毎度、お前ら……っておい静!」
「は?ってなにしとんのや、シズ!」
「……寝てますよ。静空先輩。しかもすごい蓮佳先輩にぴったりくっついてますやん」
静空くんが寝てる姿を見て、三人とも静かになったのに……
「あ、お前今"やん"ってつけた。怒ってるってこと?」
「確かに顔には出んけど、ますやんって言っとったな!」
「二人ともうっさい」
今度は紫音くんいじりが始まり、また三人が騒がしくなる。その空間で起きない静空くんもすごい。
でもこの調子でやってたらあの三人、テスト大丈夫かな……



