探偵男子たちが強すぎる


「なーに?」

今日のことをまとめているのか、静空くんはパソコンから目を離さず答える。

「会ったばかりから蓮佳ちゃんをなんでレンレン呼びしとるんかってこっちゃ」
「俺もそれ聞きたい」

なんでなんで?と二人は静空くんとわたしを見る。
わたしは最初にちょっと驚いたっきり特に何も思ってなかったんだけど……

「んーおんぶしてもらった仲だし?」

『おんぶ!?』

椅子から立ち上がる壱弥くんと夏音くんに、少し静空くんの肩がぴくっとなった。

「ならウチ、レンちゃん呼びする!」
「……あとーずっと密着したまんま、教室まで運んでくれたんだよねーレンレン」

はぁ!?、と二人の声がリビングに響き、苦笑いしながらお茶を三人に配って、わたしも座ろうとした時、不意にインターホンが鳴った。

「あ、わたし出るね」
「待ちぃ、ウチが出るで」
「俺も」

「平気へーき、何の悪い気配はしないから」

小走りに玄関へ向かい、わたしはドアを開けた。

──ん?

開けてすぐ、玄関前に立っていたのは配達員とかではなく……わたしたちと同じくらいの男の子。紫色の髪は肩につかないくらいの長さで、きれいな顔立ち……

もしかしたらこの子──