──それから二つ程小さなチームを倒して、わたしたちは家へ帰った。
ナワバリ消しが順調にいったものの、全然強くなかったと壱弥くんと夏音くんは文句を言っていたけれど。
「……はー、どの男共もすぐ片付いたなぁ。もうちょっと燃えるやつおらんのか」
全員揃って座る。でもわたしはお茶でも、と思いすぐ席をたった。
「汗ひとつかかないし、ただ群れてるやつは強くないってことだな。ていうかイチって何」
「何って、壱弥のイチやん?」
「分かるけど。あだ名とか急すぎ」
そういえば、倒してる最中に夏音くんが"イチ"って呼んでたっけ。
「呼び方決めとらんかったし、ウチのことも好きに呼んでええから」
「あー……じゃあ、夏で」
「オッケーや。静空くんはシズ。蓮佳ちゃんは今まで通り……と思ったけど一つ聞きたいことがあるわ」
「俺も聞きたいことが出来た」
グラスにお茶を注ぐ中、夏音くんと壱弥くんがわたしの方とパソコンを開く静空くんへと向いた。



