探偵男子たちが強すぎる

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異様な視線の正体が分からないまま、迎えた休日。交通機関を使い、目的地へ。


「まず一番近い、小規模なチームからー。とは言ってもこのメンバーはただ数人の集まりみたいなもだけど地域の人は奴らの素行になかなか困ってるみたいだから、環境を良くするにはいいね」

タブレットを見ながら静空くんはここらへんがナワバリ、ここらへんがたまり場、と教えてくれる。

「これもか、人んちにペンキで絵かいとる。えらい下手やけど」
「たまり場は何か所かあるわけだろ。そこで待ってれば──」

「……あ?あれーその制服、なんだっけ?」
「確か星原?だよ。そんないい子ちゃんたちがここで何してんの?」

道の真ん中で角を曲がってきた二人組に声をかけられた。
雑に来た私服に、金髪、ピアス。

「お、あちらさんから来てくれたで」
「探す手間が省けて助かるな」 

わたしと静空くんの前にすぐさま壱弥くんと夏音くんが出ていくと、二人組の後ろからも数人やってきた。

「見ない顔ーしかも星原だ」
「ここ、入って来ちゃダメなのー」
「痛い思いしたくないなら帰りなぁ」

柄の悪い顔が勢ぞろいしてくる。

「素直に帰らせてくれん顔やん?ま、帰らへんけどな」
「お前らこそ、俺らに挑むのはやめたほうがいい」
「せやせや、痛い思いするんは……そちらさんになると思うで?それくらいウチら強いんよなぁ」

あおるようなことを言う二人に、不良メンバーはいら立ちを見せ、『行くぞおめぇら!』とリーダー的な人の合図で走ってきた。