探偵男子たちが強すぎる


**

数日後の放課後『第二生徒会室』として、第二校舎の教室で、この間白河くんがとじていた資料を各クラス分に分ける作業を任された。

教室には、のぞいた時になかった椅子や会議用の長いテーブルが二つ並べられていて作業も話し合いもしやすい環境に。

「本当ありがとう。掃除任せてごめんね」
「おう、大丈夫やで。……それより、暴れたりお菓子こぼしたりして汚すんやないぞ男共。後仕事しろや!」

わたしの隣で作業をしている夏音くんは、向かい側でサボる壱弥くんとパソコンをいじる静空くんに目を向けた。

「そのセリフ、そのまま返す。資料まとめとかめんどくさい」
「気をつけるー多分。でもおれはサボってるわけじゃないよ?こう見えてもちゃーんとお仕事中」

お菓子片手に静空くんは、中学生とは思えない速度でキーボードを操作している。
あまり家ではパソコンを操作してるところ見ないのは、やっぱり情報屋だからかな。

「……っし、これで分ける作業終わりやな。蓮佳ちゃん、これ段ボール詰めるんは後にしよか」
「分かった」

横に資料をよけて、静空くんから話を聞くスタンバイ。
ゆっくりとエンターを押して、静空くんはわたしたちにパソコンの画面が見えるようにした。

「……ざっくりだけど、近隣の学校とか人数とかもろもろ、ピックアップしてみた。ただ荒れてるだけのとこもあるから情報としては不足してるとこもあるけど。追々かな」

画面を覗き込むと、すごく見やすくまとめていてくれていたのが素人でも分かった。
スクロールされていく画面には、一つひとつの場所やチームのたまり場、色別に囲われたナワバリ……それに、どうやって見つけたのか強いメンバーのドアップ写真まであった。