探偵男子たちが強すぎる


「んー?……あ、やっほーおかえりー」

危機感を持って開けた先からは、ゆったりとした声が聞こえてきた。

「誰やねん、このくつろいどる男子は」

先に行く夏音くんにわたしと壱弥くんも続き、リビングへ。そしてダイニングテーブルの椅子に座るゆったり声の正体は……

「レンレン昼間ぶりー」
「え……静空くん!?何で?」

というか、レンレン?

「そうそう、おれだよー」

机には一人では食べきれないほどのお菓子が散乱していた。空の袋見る限り、わたしたちが来るまで食べ続けていたのが分かる。

「お前、確か隣のクラスのやつだろ」
「ほーはおー」
「そーだよー、じゃないで。隣のクラスの男がここで何してんのや。簡単に入れる場所ちゃうぞ」

壱弥くんと夏音くんが未だもぐもぐとする静空くんに詰め寄ると、静空くんはお菓子の山からパソコンを見せた。

「まぁ、そこはこれで、ちょちょっといじらせてもらったよ」

そんなちょっといじるだけで、センサーも何も反応させず入るなんて……

「まあまあ、落ち着いて。ほら、お菓子でも食べてさ」
「ありが……って、んな場合か!しっかり何者か説明してもらうで。それまでお菓子はなしや!」 

夏音くんは机にあるお菓子を没収する。
"そんなぁ……"と、静空くんは肩を落とすも、机を叩いてわたしたちに座るよううながした。

わたしは静空くんの隣に腰かけ、壱弥くんたちは向かい側へ。そして座った途端に、わたしたちの視線は静空くんへと集まった。