探偵男子たちが強すぎる


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話し合いをした結果、部屋割りは二階にわたしと夏音くん。一階に壱弥くんとなり、時に二人がもめながらも過ごした翌日。
二人は学校どこに行くのか知らないけど、わたしは先に家を出た。
だって、二人とも起きてる感じしないんだもん。待ってたら遅刻しちゃう。


──尾行のない清々しい気持ちで学園に着くことができ、天気と同じく気分も良い。

教室に入れば、おはようと声をかけてくれる子たちが沢山いて、ごく普通の中学生活を学園にいる時だけは楽しめそう。……って思ったのも束の間──


「宝田壱弥。よろしく」
「黒相夏音や、仲良うしてなぁ」

朝のホームルームで『編入生を紹介します』と言われ入ってきた二人に、わたしは開いた口がふさがらない。
かっこいい……!!と女の子たちがざわつく中、

「あ!おった、蓮佳ちゃーん昨日ぶりやなー」

夏音くんが笑顔で手を振ってきて、周りの女の子がわたしの方を向いた。

「なに?蓮佳ちゃん知り合いなの?」
「え……ま、まぁ」
「えーいいなぁ!」
「……はは、そ、そうかなぁ」

笑顔が引きつっちゃう……

「席は編入生同士、一番後ろね」

と、先生は机と椅子を廊下から運んできた。

「せんせー、ウチら蓮佳ちゃんのお友達ですし、蓮佳ちゃん真ん中にしたらあかん?」

はいっ、と手をあげて問う夏音くんに先生はOKし窓際から壱弥くん、わたし、夏音くんが横並びになった。