探偵男子たちが強すぎる


そもそもこの男の子は一体何者?
……次々と浮かんでくる疑問に一度首をふる。

「とりあえず外に出て。話はそこからに……っ!」

男の子に雑な手招きをした時、二階にいたもう一人に動きがあった。
そして感知してすぐ、そのもう一人は男の子にまっすぐ突っ込んでいき──

「……っと、なんだよ。いきなり蹴りかかってくるとか、よくないだろ」

フードの男の子に蹴りをかまし、ガードされた手で振り払われると、わたしと男の子の間に着地した。
またも何者か、そう思った矢先に着地したばかりの子は後ろむきのままわたしの頭上を越える程高く飛んだ。

──しまった……!これじゃ……

ずっと警戒してたのに、二階から来た一人にあっさりと背中を取られてしまった。
わたしを前後から挟むような立ち位置……まさか二人とも仲間!?

どちらからも同じ距離を保つため、わたしは土足のまま廊下の真ん中まで走って二人の様子を見ることにした。

「……誰だお前。どうやって入った」

フードの子の視線は、わたしより後ろに向いていて、そっと玄関の方へ目を向ける。

「……それはこっちのセリフじゃ。そっちこそ誰や」

どうやら仲間、ではないようだけど……

「ま、誰でもいいわ。桜木蓮佳、こっちにおいで」
「バカ言え、こっちに来い」

二人から同時に来い、と言われるも、どっちがどんな人なのか分からないのに行くわけにはいかない。

「あなたたち二人が誰なの。ちゃんと顔見せて」
「……はぁ、仕方ないわ。ほな、電気つけよか」

カチッとボタンが押され、家の中が途端に明るくなる。まぶしいけど目を細めるわけに行かず、交互に二人を見た。