探偵男子たちが強すぎる

「すいません……昨年まだ一年生だった僕が生徒会長になってからというもの、至らない点が多くて。前の会長さんはすごくしっかりしていた方だったのと聞いていたのに……」
「一年生の時から生徒会長って、すごいね」  

白河くんのこと、三年生だと思ってた。
穏やかでしっかりしてそうな見た目だから。

「あはは……なぜか強く推薦(すいせん)されてしまってね。仕事には未だ慣れてないし、不器用だから他の学校の生徒さんに甘く見られてしまったのかもしれない」

うつむき、肩を落とす白河くん。
そんなことはないんじゃないか、そう思ったけど、初めて会った今日来たばかりの編入生で何も知らないわたしが簡単に口にしてはいけないと、言葉を飲み込む。
でも、飲み込んだ言葉はすぐに……

「白河くん、そんなことはない。気にしてはいけないよ」   

白河くんをしっかりと知る校長先生によって伝えられ、どこかホッとする。

「ありがとうございます……」

顔を上げて、うすく笑う白河くん。だけどすぐに真剣な面持ちになった。

「……でも、理由はなんだとしても僕たちだけで今の現状を解決するのは難しい。だから……桜木さんのお父様に送ったのは誰であれ、この学園を気にかけてくれている人だって僕は思いたいです。そう、思いませんか?校長先生」

「うむ、白河くんの言う通り……これをきっかけに学園の外の風紀を正して頂き、学園の生徒たちも保護者の方も安心して日々を送れる環境を目指したいというのが本音です」

校長先生は白河くんと顔を見合わせ、まっすぐにわたしを見据え、背筋を正した。