探偵男子たちが強すぎる

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「じゃ、疑問解決といきますかね」

学校の壁に背を預けコンクリートに座り、静空くん一人が立って話し始めた。

「まず、会長さんがMasterになるきっかけは自分の性格と真逆な生徒会長になったことによる……ストレス的なものだね」
「は?ストレス?うそだろ?」
「マジよマジ。ま、精神的ダメージってことかな。押しつけられたからかイライラのはけ口が不良くんたちとの交流になってたみたい」

推薦されてしまった、って言ってたことは覚えてる。でももっとはけ口にいいものはなかったのかな……

「んで、他の不良くんの声ってやつは簡単。ただのインターネット繋がり。やたら警察、探偵ってワードが出てたから、調べておれたちを集め潰そうとしたってこと。この学校以外の強い奴集めたりしてさ」

だから依頼から全て白河千景の仕業、と。

全て……あんなに優しげな笑顔で編入初日から接してくれていた白河くんが。
人は見た目じゃない、とはこういうことを言うのかもしれない。……一つ、勉強になった。

「にしても、あっけない幕切れになったな。最後だともっとヤバいのかと思ったのに」
「やなー会長には一発やったし……歯ごたえがなさすぎるわ!」

動き足りない!と言い始める二人。それをわたしたちは立ち上がりながめる。

「まーた兄貴たち始まった」
「でも頼もしいね。後、蓮佳ちゃんヒバリのことありがとう」
「そんな全然!怪我なくて良かったよ」
「蓮佳、大好き!」

ちょっと苦しいくらいにヒバリちゃんにハグをされ、同じように抱きしめ返す。