探偵男子たちが強すぎる


「やぁやぁお疲れー。久々の生静空でーす」

体育館入口からインカムをつけた静空くんが倒れている不良くんをよけながら入ってきた。

「久々って朝ぶりなだけですけどね」
「あはは……静空くんらしい発言だよね」

静空くんがステージの方へ歩いていくと、起きて口を閉ざしたままの白河くんを置いて、壱弥くんたちがステージからおりてくる。

「おぉシズ!……ってなんやぁ!?」

夏音くんがおりて顔を上げるなり、入口を見て目を丸くさせた。横にいる壱弥くんも驚いた様子……なんて思ってたら、後ろからぞろぞろと入ってくる足音が──

「なんだよこれ、急に」

「まー今ぶっちゃけるけど、おれの親警察なんだ。まぁおれがこんなんだから、あんま言えなくてさ。今までもこうやって後のこと任せてたんだよね」

任せてたって、

『ああ、このままでいいよ。そこはおれに任せて』

最初にナワバリ観光した日に言っていたことはこのこと……倒した後は警察である親側に伝えていたんだ。
情報屋さんだから自分のことは話せないっていうのも納得だ。

「後は大人に任せるってことで……本当に誰も怪我なくて良かったよ」
「……終わりみたいな空気やけど気になることがあるで?どうやって他の不良くんからの声を聞いたのか、なんでアイツがMasterか」
「それは外で話すよ。とりあえず校門前まで出よう」

ユウリくんたちに手招きし、静空くんを先頭にわたしたちは校門へ向かった。