残りを倒しながら土足のまま体育館に入ると、ステージ上で優雅にお茶をしている白河くんの姿が。そしてその脇からまた不良くん九人が現す。
「……おや、ティータイムが思いの外短かくなってしまったようだね」
笑ってカップを皿に置いた白河くんのもとへ、壱弥くんと夏音くん、そして紫音くんが向かう。
「何がティータイムや。学校の門前であない白々しい演技しよって、へそで茶が沸くわ!」
「ゴタクはいい。周りを片して、お前を倒すだけだ」
「消耗してる君達には悪いけど、この十人は比べ物にならないよ」
十人?そばにいるのはやっぱり、九人……。
数え直した矢先、二度感じたことのある敵意が迫って──
「っ!!」
ずっといないと思っていた気配が、ここで来た……!
上から降ってきたカッパくんの拳を先に狙われたヒバリちゃんの腕を引き受け止めれば、
「……あちゃー、今ので一人倒せたと思ったのに」
残念、と笑う。
「蓮佳!」
「レンちゃん!」
「先輩!」
イヤホンと体育館の両方でわたしの名前が響いた。
「……大丈夫。こっちはわたしがやるから」
体育館の入口で不良くんたちを倒し、動きが鈍くなってきていたヒバリちゃんから狙ったつもりだろうけど、阻止させてもらうよ。
「……ユウリくん、ヒバリちゃんを」
「蓮佳っ」
「大丈夫だよヒバリ。……蓮佳ちゃんを信じよう」
ユウリくんたちが離れたのを横目に、拳を跳ね返す。カッパくんはよろけた後、どこか嬉しそうに口角をあげた。
「いいねぇ、やっぱキミが欲しいや。あ、自己紹介しなきゃ!ボクは桃井愛夢!永久によろしくっ」
見た目に反さない可愛らしい名前。不良側じゃなければ良かったのに。
「……おや、ティータイムが思いの外短かくなってしまったようだね」
笑ってカップを皿に置いた白河くんのもとへ、壱弥くんと夏音くん、そして紫音くんが向かう。
「何がティータイムや。学校の門前であない白々しい演技しよって、へそで茶が沸くわ!」
「ゴタクはいい。周りを片して、お前を倒すだけだ」
「消耗してる君達には悪いけど、この十人は比べ物にならないよ」
十人?そばにいるのはやっぱり、九人……。
数え直した矢先、二度感じたことのある敵意が迫って──
「っ!!」
ずっといないと思っていた気配が、ここで来た……!
上から降ってきたカッパくんの拳を先に狙われたヒバリちゃんの腕を引き受け止めれば、
「……あちゃー、今ので一人倒せたと思ったのに」
残念、と笑う。
「蓮佳!」
「レンちゃん!」
「先輩!」
イヤホンと体育館の両方でわたしの名前が響いた。
「……大丈夫。こっちはわたしがやるから」
体育館の入口で不良くんたちを倒し、動きが鈍くなってきていたヒバリちゃんから狙ったつもりだろうけど、阻止させてもらうよ。
「……ユウリくん、ヒバリちゃんを」
「蓮佳っ」
「大丈夫だよヒバリ。……蓮佳ちゃんを信じよう」
ユウリくんたちが離れたのを横目に、拳を跳ね返す。カッパくんはよろけた後、どこか嬉しそうに口角をあげた。
「いいねぇ、やっぱキミが欲しいや。あ、自己紹介しなきゃ!ボクは桃井愛夢!永久によろしくっ」
見た目に反さない可愛らしい名前。不良側じゃなければ良かったのに。



