最強パティシエは、幼なじみに恋をする



「うん、いつでも大丈夫だよ!」


私が明るく答えると、湊斗はニコッと微笑み、白い箱を大切に抱えてこちらへやってきた。


箱に結ばれたラッピングのリボンがふわりと揺れている。


きらめくクリスマスツリーのオーナメントが、天井の光を反射して輝き、その優しい光が私たち二人を包み込んでいた。


店内には、焼きたてのケーキの甘い香りと、クリスマスらしいスパイスの香りが混じり合い、温かい空気が満ちていた。


「しずく、メリークリスマス」


湊斗の優しい声が、静かな店内に響く。


「これ、しずくにプレゼント」


湊斗が白い箱を、私へと差し出す。


「えっ、うそ……。開けてもいい?」

「ああ」


私はドキドキと、期待に胸を膨らませながら、ゆっくりと箱の蓋を開ける。