「いいね。この前の家庭科の調理実習のときも、二人すごかったし」
「確かに。あの二人が作るお菓子なら、絶対に美味しい!」
先日の家庭科の調理実習でのことや、普段から私がお菓子作りが好きなことを知っているクラスメイトたちから、肯定的な意見が次々と飛び交う。
「期待してるよ、月森さんと篠宮くん!」
クラスのみんなから大きな期待を寄せられて、少し照れくさかったけれど、私は胸の奥が温かくなった。
「はい。頑張ります」
湊斗も私も、「お菓子作りでみんなを笑顔にしたい」っていう気持ちは一緒だから。
私たちはその役目を、快く引き受けることにしたのだった。



