湊斗との相合傘から、数日後。
学校の昼休み。私は、先日の社会科の授業で習った、ある歴史の出来事についてもっと詳しく調べたいと思い、図書室で本を探していた。
広々とした図書室には、たくさんの本が整然と並んでいる。時折、誰かが本のページをめくる音だけが、静かに響いていた。
「あ、あった!」
背表紙を一つ一つ目で追いながら、私はようやくお目当ての本を発見。
それは日本史の図鑑で、分厚くてすごく重そうだ。しかも、よりによって一番上の棚にある。
私は背伸びをして、本に向かって手を伸ばすけれど……
「うーん……っ」
私の手は、どれだけ背伸びをしても、指先がかすめるだけで、どうしても目当ての本には届かない。
ジャンプしてみても、やっぱりダメだった。
諦めて踏み台を持ってこようかと思ったけれど、休憩時間はあと少ししかない。
「はぁ……どうしよう」
困り果ててため息をついた、そのときだった。
すっと、私の横から影が伸びた。
……え?
視線をたどると、そこにいたのは……



