彼女は相変わらず、凛とした雰囲気をまとっている。すらりと伸びた背筋は、自信に満ち溢れているようだった。
「あら、月森さんと森谷さん。また新しいスイーツの話題かしら? あなたたちの、その探求心と情熱は本当に素晴らしいわね」
白鳥さんは、少しだけ口元を緩めて私たちに微笑みかけた。
そこには、中学の頃のあの少し冷たい印象はもうない。
彼女は今、高校の生徒会の副会長として、みんなから頼られる存在だ。
校内で困っている生徒がいたら、真っ先に声をかける姿をよく見かける。
白鳥さんの言葉に、私と七海は顔を見合わせて笑い合う。
彼女の変わらぬ優しさに、胸がじんわりと温かくなった。



