【マンガシナリオ】天音センパイのお気に入り

光瑠と柊斗の距離が縮まる中、光瑠たちの大学は文化祭を控え、それぞれ準備に燃える。ミスターコンの誘いから逃げ回る光瑠は、柊斗が文化祭のデザインコンテストに作品を出すことを知る。しかし柊斗は出来上がった服をなかなか見せてくれない。光瑠は柊斗が幼馴染の美月に服を作ったのだと勘違いして心が苦しくなる。
迎えた文化祭当日、柊斗は見事コンテストで優勝。実はその服は光瑠のために作られたものだった。優勝のお祝いとして柊斗は「その服を着てデートしてほしい」と光瑠に言う。
1日デートを楽しみ、いい雰囲気になった2人。ついに柊斗が光瑠に自分の思いを伝えようとした時、同じくデートをしていた櫂と希に会ってしまい、光瑠が実は女子だと知られてしまう。女同士関係がギクシャクしてしまった光瑠、希、玲奈だったが、櫂のおかげで和解する。
一難去った光瑠だったが、デートの日に柊斗が言いかけた言葉の続きがずっと気になっている。柊斗も、再び話を切り出すタイミングを伺っていて、2人のじれったい空気が続く。
ある日光瑠と柊斗が2人で出かけていると、光瑠が雑誌の編集者に声をかけられ、そのまま出版社の撮影スタジオに連れて行かれる。そこでは柊斗も大興奮の世界で活躍する新進気鋭、ハタチの若手日本人デザイナー・聖のコレクション撮影が行われていた。聖に選ばれた光瑠は、初めて体験するモデルとしての撮影に戸惑いながらも、服やメイクを変えて違う自分に変身する楽しさを知る。一方柊斗は、聖への嫉妬や劣等感、希望のデザイン事務所に受からない焦りから、光瑠を素直に応援できない。
聖からファッションパーティーに誘われた光瑠は、柊斗の将来に繋がると考え柊斗も誘うが、すれ違ってしまう。パーティーで聖からブランドのミューズになってほしいと頼まれた光瑠だが、光瑠は断るつもりでいた。ところが、柊斗にあっさり「やった方がいい」と言われてしまう。それから柊斗は大学にも来なくなり、光瑠は完全に嫌われてしまったと勘違い。
心残りがあるまま、聖が待つ空港へ向かう光瑠。待ち合わせ場所に着き、出国しようとしていたその時、柊斗がやってくる。海外のデザイン事務所に入ることになった柊斗は、いつか必ず立ち上げる自分のブランドで光瑠にミューズになって欲しいと伝える。晴れて結ばれた2人は、遠距離恋愛をしながら、柊斗は一流のデザイナー、光瑠はモデルを目指して頑張って行く。