花集 春

初めましてという彼
凛とした声と佇まい
それでもあたたかさと優しさが滲んだ彼に
私は初めての恋をした

同じクラスになった
それも奇跡的に隣の席
思わず頬がにやけそうになるのを
バレないように腕をつねる