家に帰って、しばらくすると。


龍矢が帰ってきた。


「おかえり。」


「やっぱ、あいつムカつく。」


「えっ?」


いきなり抱きしめられた。


「いきなりなに?」


「俺の美和に触ったから。消毒。」


「んっ。そこは、違うでしょ?」


キスはされてないって。


「いいから。」


いいからって、なによ。


私は許してないよ?


「ちょっと黙っとけ。」


「んっ。」