君の隣。



高校卒業して勇斗とはたまに連絡をとっていたがお互い学校が忙しくなってきてわたしからはあまり連絡することは無くなっていた




それでも勇斗は時間を見つけてわたしに連絡をしてくれていた





ある日の休日の夜、自宅で携帯を見ているとSNSのわたしのアカウントにメッセージが来ていた



((下崎さんのアカウントかな?
間違ってたらごめんなさい、
同じ専門の佐藤柊です
わかるかな?))


柊からだった



((わかるよ!合ってる!
メッセージなんてどうしたの?))

((共通の友人辿ったらたまたま見つけた!
直接聞けばよかったんだけど今度連絡先交換しない?))


((うん!わかった、いいよ!))


そんなやり取りをした



週のはじまり

朝優奈と学校に行くと教室には柊がもう来ていた


授業によって自由席の日もあれば出席番号順に座らなければいない授業の日もあった


今日は自由席の日だ
優奈と席に着いて授業の準備をしていると柊がわたしの席のところへやってきた


((おはよ!
休み時間に連絡先交換しような))


((うん!そうだね))


そう会話をして柊は自分の席に戻って行った


優奈がすかさず

「なになに?2人いつの間にそういう感じなの?」

「なんでもないよ笑
SNSでメッセージがきて連絡先聞かれただけだよ」


「ふーん笑進展あるといいね!!」