君の隣。




専門学校入学後すぐの頃は少し緊張していたけれどだんだん学校にも通い慣れてきた

明里と連絡を取り合うと明里も毎日楽しそうに学校に通っていた

勇斗も同じような感じだった



学校では優奈の他に2人仲良くなった子がいてよく4人で授業を受けたりして一緒に過ごしていた


柊とは出席番号の関係で隣の席に座ることが多かったからなのかよく話す機会が増えてきた



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ある日の授業終わり、
柊が教室から出ようとしていた同じクラスの千恵(ちえ)ちゃんに急いで声をかけに行っていた


(急いでどうしたんだろう?)と思いながらわたしたちも教室を出るために2人の隣を横切ろうとした時に2人の会話が少し聞こえてきた


その会話の内容は柊が千恵ちゃんに連絡先を聞いている内容だった



それから優奈と一緒に帰り、途中で優奈とは別れてひとりで電車に揺られながらさっきの光景を思い浮かべていた





(柊は千恵ちゃんのことが好きなのかな?)となんとなく落ち着かない気持ちになっていた