君の隣。



入学式


駅で優奈と待ち合わせて会場まで行く


わたしの専門学校は医療系の他にもいろいろな専攻がある専門学校で会場に着くと大勢の生徒がいた



入学式が終わり学校での授業が始まる前に優奈と一緒に遊ぶ日にちを決めてその日は別れた




優奈と出かけた日、

朝から待ち合わせて学校で使うものを一緒に選び、ランチを食べてプリクラを撮ってカラオケに行き夕飯を食べて帰宅した


わたしたちは本当に最近出会ったのか?と思うほど既に打ち解けていた





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入学してから初めての授業が始まった


教室に行くとすでに数名の生徒が着席していてその中に優奈もいた


今日は自己紹介と学校の説明で終わるようだ


わたしたちの専攻は1クラスだけで大半は女子生徒で男子生徒は3人しかいなかった



"じゃあ1人ずつ自己紹介をお願いします"

担任のその言葉で自己紹介が始まった




「はじめまして、下崎柚那です
2年間よろしくお願いします
柚那と呼んでください」



自己紹介が終わると資料が配られ記入することがあり隣の男子生徒から声をかけられた

「すみません、
ペン貸してくれませんか?」


佐藤柊(さとうしゅう)
隣の県から通っていて
わたしと同じ歳で出席番号がわたしの隣


「どうぞ、これ使ってください」


優奈以外のクラスの子と初めて喋ったタイミングだった