"ごめんな"の言葉にどんな理由が込められているのかはわからない
けれどわたしはその言葉を聞いて本当の意味で新太を許そうと思った
新太の顔も見れず、思いが込み上がり声が出せなかったわたしはただ頷くことしかできずにその場を後にした
後ろから明里が追いかけてきて
「柚那…大丈夫?」
「うん!大丈夫だよ!」
わたしは心が晴れやかだった
明里はわたしの表情を見て安心したのか笑顔になり
「次どこのクラス行くー?」
と続けた
みんなとの写真撮影も終わり明里とも"次は卒業旅行でねー!"と言葉を交わし別れた
携帯を確認すると勇斗から連絡が来ていた
