君の隣。



次の日

今日は休日だった
学校があったら明里に会って話できたんだけどな…



わたしは新太に返信しようか迷っていた
そして自分自身に問いかけていた

返信しようか迷うということは少しでも返信したい気持ちがあるからなのか?

逆に言えば返信なんてしなくていいと思っている自分もいるということなのか?


結局答えは出ないまま夜になってしまった





自分の部屋で考えているとこんなことで迷っているのが段々馬鹿らしくなってきて新太に返信してこの気持ちをすっきりさせることにした




((過ぎたことだからもういいよ))



とだけ送った


やっぱり返信を打つ時は手が震えてとても緊張していた




返信をしてお風呂に入って部屋に戻ると新太から返信がきていた




((連絡ありがとう
ごめんな
それと、俺の部屋から柚那のピアスが見つかったんだ
これよく着けてたやつだろ?探してなかったか?))



ピアス…
わたしのお気に入りのピアスが片方無くなって見つからなくて諦めていたものだった


((探してて見つからなくて諦めてたやつ
新太の部屋にあったんだね))



((うん、また今度渡すよ))


"また今度"…
わたしたちに"今度"はあるのかな