和也くんとドライブに行くことにわたしはあまり気乗りしなかった
そのことを明里と話していた
「なんで気乗りしないのー?
話聞いてる感じ悪い人じゃなさそうだし」
「うーん、なんでだろう?
自分でもわからないんだよね」
「まあ、1回そのドライブデートってやつに行ってみて…だね!」
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ドライブ当日
和也くんが家の近くのコンビニまでむかえにきてくれた
アウトレットに行くことに
それぞれ見たいもの、行きたいところを一緒にまわりお昼はテイクアウトしてドライブしながら車内で食べた
帰り道の途中展望台に寄ったりして自宅周辺まで帰ってきた
夕飯をどうするか考えたときメールでお互い話していたラーメン屋に行くことになった
ラーメン屋に入って注文をする
その時一緒に食後のアイスも頼むことにした
料理がくる
ラーメンを食べ終わったあとそろそろアイスを頼もうと和也くんがベルを鳴らした
店員がわたしたちのテーブルにきたとき
「ちょ、頼んであったアイス持ってきてくれる?」
(……?)
店員にその言葉遣いはどうなんだろう…
ましてやその店員は50代くらいの男の人
わたしは慌てて
「おねがいします」
と店員に声をかけた
アイスを持ってきてもらった時も
「ん、」
しか言わなかった
このラーメン屋に入ってから和也くんの気になるところがいくつかあってわたしはモヤモヤしていた
食べ方もそして話し方も
お昼の時はテイクアウトだったからか気がつかなかった
