君の隣。




25日のクリスマス

明里は勇斗と会うみたいでバイトには入っていなかった


オープン準備を進めていると後輩の男の子が

「下崎さん今日お願いします~、
元カレ来るの今日っすね笑
本当に今日来たら相当やばいっすよ、その2人笑」


「なんでその話知ってんの?!笑
まあいいけどさ笑
なんかあったらフォローしてね!」


と笑いながら話をしていた



お店がオープンしてしばらくすると
さすがクリスマス
店内は満席でスタッフは忙しくしていた


19時になる頃スタッフのひとりが予約客を席に案内した

その頃わたしは自分の担当のテーブルで接客をしていた


一度デシャップに戻った時に後輩から

「例の予約客来てますよ
俺顔知らないから元カレがどうか知りませんけど」

と言われた

その予約客が座ってる席は半個室となっていて座る席によっては顔を見ることできた



接客をこなしているとわたしの担当ではないテーブルのドリンクが置かれていた

あたりを見渡してもスタッフは皆他で対応していてわたししかいなかったのでそのドリンクを持っていくことにした


ドリンクを持って行くときに例の予約客のテーブルの前を通る必要があった



わたしは胸がざわつきながらもドリンクのテーブル席へ向かった