あれから数日が過ぎた学校が休みの今日は
明里と会う約束をしている
ここ最近のわたしの心境は…
【もうこんな辛い恋なんて諦めよう】
【やっぱりまだ新太のことが好き…】
この2つを往復している
そんなことを考えながら電車で待ち合わせ場所に着くとすでに明里が待っていた
「おはよー!
部活もバイトも無い休みの日に会うなんていつぶり?!
今日は何も考えずに遊んで柚那の話聞く日にするからね!」
と明里は言ってなんてことない時間を過ごす
化粧品を2人で見て
おしゃれなお店でランチして
カラオケで遊んで
カフェに入った
席について注文したあと
「明里ありがとう
久しぶりにこんなに笑って楽しかった」
「うん!うん!
気持ちの整理はついた?」
「正直まだ諦めてない…
でもどうしていいかもわからない」
「そうだよねー、
メールからでも送ってみたらいいんじゃない?
べつに別れたからって送っちゃいけないわけじゃないし」
その考えは無かったな…
メール送ってみようかな
「学校の時勇斗が柚那に会いに来たでしょ?
"心配だから俺も声かけてみるよ"って言ってたよ
実は柚那と新太が別れる前、新太から話を聞くために勇斗が新太に会いに行ったんだよ」
それは初耳だった
