君の隣。




キャンプ当日


新太たち家族が朝はやくむかえにきてくれ
わたしの両親が新太の両親に挨拶をして出発した



今回は新太の兄と彼女は来れなかったので新太の両親と新太とわたしの4人で行くことになった

「はじめまして、
新太くんと同じ高校の柚那です
よろしくお願いします」


「はじめまして~
新太から話は聞いてるよー!
キャンプ楽しもうねー!!」


優しそうなお父さんとすごく気さくなお母さんで安心した

サービスエリアで少しはやめの昼食を食べてお昼過ぎにキャンプ場に到着した


キャンプ場には釣り堀やサイクリングコースもあってテントを建てたあと遊びに行くことになった


テントを建てるのを手伝っている時

新太のお父さんに
「うち息子2人だからうちの家族の中に女の子がいるのが娘ができたみたいで新鮮で嬉しいよ!!
これからいっぱいいろんなとこ一緒にでかけようね!!」


と言ってもらえて嬉しかった

テントを建て終わりそのあと新太と2人でサイクリングに行くことにした


「涼しくて気持ちいいなー!」

「天気も晴れてよかったね!!」

「目の前に富士山が見えるだろ?
ダイヤモンド富士って知ってるか?
太陽が富士山の山頂と重なったときにダイヤモンドのように輝く現象のことなんだけど
それは絶対柚那と一緒に見たいと思ってるんだ」


「たのしみだね!!」

なぜか照れてしまってそれしか言えなかった


ダイヤモンド富士は日の出の時に見るみたいで夜早めに寝てまだあたりが暗いうちに起きて準備することになった



夜ごはんとシャワーを済ませてテントで寝る

寝るだけ用のテントをもうひとつ建ててもらってそこで新太と2人で寝ることになった


朝はやくから行動したわたしはすでにうとうとしててその時新太とキスをしたことをほとんど覚えていなかった



腕枕されてるうちにわたしは意識を手放した