君の隣。




2学期が始まってすぐの頃新太から話があった


「俺、高校のサッカー部に入部しようと思うんだ
中学3年間サッカー部に入っていたけど引退間近の時腰を痛めちゃって高校でまたサッカーができるのか悩んでいたけどやってみようと思う

途中入部で不安だけど後悔はしたくないと思って」


「いいじゃん!!
腰のことはちょっと心配だけどやってみなよ!!
応援する!!」


「ありがと、

それでさ、部活が始まると少し忙しくなるだろ?
俺ん家さ毎年ともだちとかも一緒にみんなでキャンプ行っててさ
部活始まる前の土日のどっかで行こうか、
って話してて柚那一緒に行かないか?
母さんたちも彼女も一緒にいいよって言ってくれてて」


「え!わたしも一緒にいいの?
わたしの家小さい時はよく家族でキャンプ行ってたんだよね!
親にも聞いてみるね!」
 


"新太君のご両親が一緒なら行ってもいいよ"とわたしの親からは了承を得た


新太の家族は両親と4つ離れた兄がいた
それぞれの友人とか兄の彼女も一緒になど家族ぐるみで出かけることが多いみたいだった




正直新太の両親と初対面がキャンプなんて緊張するけれどそれでも楽しみにしていた