君の隣。







「んー、
なんか勇斗の気持ちをわたしが知ってしまったっていうのも不本意だし、こんなことわたしが言えたことではないけど、本当の事伝えないと後からもっと勇斗が傷つくんじゃないのかな?
 
勇斗のいないところでこんな話を2人でしてることも勇斗に失礼な気がする…」




「…そうだよな、傷つけないようにって思っていたけど
柚那に勇斗の気持ちを話することも了解を得てないし、
勇斗に申し訳ないな…

俺たち2人のことを伝えてそれと、勇斗に謝るよ」





複雑な気持ちになったし夏休みが終わって学校が始まった時にどんな顔をして勇斗に会えばいいかわからなくなった…






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夏休みも残り2日になった時、勇斗からメールが届いた




((おつかれー、
 
元気だったかー?最近部活でも会わなかったな
ちょっと前に新太と会って話聞いたよ
 
俺の気持ちを柚那が知ってしまったことは誤算だったけど、柚那とは気まずくなりたくないし変な気も使ってほしくないからメールしておこうと思って…


俺、別に気にしてないからな!
新太の方がうまくいったら応援する気だったしさ
 
だから柚那も今まで通り俺に接してくれ
なんなら相談にも乗るよ
男目線の意見も必要だろ?笑

とにかく、
あいつはいい奴だと思うよ

それから
これからも4人で話したり出かけたりしような))




メールを読んでいたら勇斗に対しての申し訳なさとかいろんな感情から泣けてきた




((メールありがとう
勇斗からメールもらうまでいろいろ心配だったけど 安心した
ありがとね

4人でも出かけたりしようね))



勇斗から連絡があったことによってわたしの気持ちが楽になった



残り2日の夏休みはあっという間に過ぎて2学期が始まった