君の隣。







みんなに雅人とまだ連絡を取り合っていると話したそのあと自分でも考えていた

雅人とは5ヶ月程しか付き合っていなかったけれど、なんだかんだ思い出はたくさんあってたのしかったなと思える

でも、
別れる直前も別れるときも大事にされてなかったなと思う

もしこれで雅人と戻るようなことがあっても同じ事の繰り返しだろうな

メールのやり取りを続ける意味がとくに無いと思ったのと変に気を持たせてしまうのも良くないと思った


そう思ったら決断は早かった

メールは返信する気になれなくてしばらくわたしが止めていた

雅人にメールを送ろうと文章を打っていく

((返事遅くなってごめんね
自分なりにいろいろ考え…))


ここまで打ったところで雅人からメールがきた


((忙しいかな?
電話したいんだけどいい?))


ちょうどいいと思った


わたしから電話をかける

「もしもし、電話ありがとう!俺からかけなおすよ」

「大丈夫だよ」

「そう?ごめん、ありがとう
聞いてほしいんだけど…
 
別れてから4ヶ月くらいたったかな?
俺が振ったしあんな別れ方したけどやっぱり柚那の事が忘れられなくてもう一度やり直したいと思ってる」



「ごめん、
雅人からメールが送られてきてそれからまた連絡を取り合うようになったけどわたしなりにいろいろ考えてわたしには雅人とやり直そうとか考えられない
もうメールもできないし、会えない ごめん…」



「…わかった
そうだよな
ごめん
これで本当に最後だな
今までありがとな、 じゃあ」


「野球頑張ってね、それじゃあ」


電話を切った。



電話を切ってからどっと疲れがきてその日はそのまま眠ってしまった