君の隣。




そのまま立ち去ろうとしたけれど新太と一緒に来ているグループの人に声をかけられてしまった


軽く会話をしたあとすぐに別れた
新太とは話すことはなかった

でもなぜか新太は気まずそうにしていた


そのあとは先生に会いに行ったり後輩と話したりして学園祭を楽しんだ


「まさか新太と会うとは思わなかったね~
しかもお母さんにまで、

ま、もう関係ないけどね!今日はたのしかった!
じゃあねー」

と言って明里は帰って行った


その日の夜、柊と学園祭のことについてメールしていたけれど新太と会ったことは言わなかった

柊は前にわたしが他の学科の男子生徒と話しているのを良く思わなかったみたいでその時に"俺以外の男と話さないでほしい"と言われたことがあった


そういうことがあるから柊の前では男子の名前を出すことをやめていた



柊には嫉妬深い一面があったのだ