君の隣。



「来てたのね!
久しぶりね!ちょっと痩せた?」

(あなたの息子さんとのことで当時痩せましたよ)

と思いつつ

「お久しぶりです!
痩せたかな?
今日いらっしゃったんですね!」

「そうなの!知り合いがいてね!
あ!そろそろ行くわね!それじゃあ!」


そう言って嵐のように去って行った


「ねぇ、あの人って新太のお母さんだよね?
柚那と別れた原因知らないのかな?
知ってたら声なんてかけれないよね、」

明里の言う通りだ
恐らく新太のお母さんは別れた原因を知らないんだろう

そう明里と話をしているとまた遠くにわたしたちと同じ学年の子たちを見つけた


声をかけようとしたら明里に止められた

"どうしたの?"と明里に聞くと

「後ろの方に新太いるよ」

そう言われて視線を向けると新太がいた


新太もわたしたちに気づいている様子で目が合った