君の隣。



閉じていた目をあけると勇斗と目が合った

でも恥ずかしくてお互い目を逸らしわたしは美波の顔を見た
そしたら美波はニヤニヤ笑っていた

「もー!笑わないでよー!!
王様ゲーム終わり!!
もう夕方過ぎてるしそろそろ解散しよ!!」

恥ずかしさを隠すためにそんなことを話しながら新太の顔を見てみると全く笑っていなくてなんだか怒ってるようにもみえた




わたしと美波はそれぞれ家まで送ってもらうことになり


「俺、柚那送ってくから勇斗は美波を送ってやって」
新太がそう言った


勇斗と美波と別れたあと新太の後ろに乗りながら世間話をしていて家の前に着いた頃


「帰りは柚那と2人きりになりたかったんだ」

と、新太がいきなりそう言った



「???   
それはどういう意…  」




「まぁ、そういう気持ちになったっていうことだけは覚えておいてな

今日はたのしかったよ   
また明日学校でな」


意味を聞こうとしたら重ねて新太が話したあとそのまま帰ってしまった




わたしはあっけにとられて新太に何も言えなかった




そのあと部屋に入り新太の言った意味を考えながらその日は寝ることにした