あの日、君に言えなかったこと

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コマ1:
寮の部屋。夜の静けさの中、佳音が帰ってくる。

コマ2:
澪がベッドの上で座り込み、スマホを見つめている。

コマ3:
佳音が察して、そっと声をかける。
【佳音】
「……待ってるの?」

コマ4:
澪が微笑んで、でも寂しげに頷く。
【澪】
「うん。今度は私が、待つ番だから。」