あの日、君に言えなかったこと

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コマ1:
拓海が続ける。優しく、でも真剣に。
【拓海】
「俺なら、君を不安にさせたりしない。ちゃんと好きって言うし、ちゃんと一緒にいる。」

コマ2:
澪が視線を落とす。悠真のことが脳裏をよぎる。
【モノローグ】
「“もう、待つのやめてもいい?”」
→ 雨の中のキスの回想カットイン

コマ3:
澪が苦しそうに笑う。
【澪】
「……ずるいな、先輩。」

コマ4:
拓海が眉を下げて微笑む。
【拓海】
「うん。ずるいって思ってもらえるくらい、ちゃんと好き。」