あの日、君に言えなかったこと

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コマ1:
夜。澪の部屋。机の上には完成したネーム原稿の束。
【澪(心の声)】
「できた…」

コマ2:
ベッドにもたれて佳音と並んでネームを見返す。
【佳音】
「この子、澪そっくりだね。強がってるのに、泣き虫で…不器用。」

コマ3:
澪が照れ笑いをしながら、ほんの少しだけ涙ぐむ。
【澪】
「…バレてる。」