あの日、君に言えなかったこと

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コマ1:
回想終了。現実に戻る澪。目を伏せて心の中でつぶやく。
【澪】
「彼は彼女なんていなかったんだ。全部、嘘だった。」

コマ2:
悠真も自分の部屋で、卒業式の日を思い返しながらため息。
【悠真(心の声)】
「澪に素直になれなかった自分が情けない。」

コマ3:
ふたりがそれぞれ別の場所で心の壁を少しずつ崩し始めるシーン。
【ナレーション】
「過去の誤解が、今の二人を少しだけ近づけていく。」