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22時を過ぎた頃、ピンポーンとインターホンが鳴った。
来た!
ガチャッとドアを開けると璃央が立っていた。
「おかえり!」
「た、ただいま?」
あっ、なんか勢いでおかえりとか言っちゃった。
我に返ってちょっと恥ずかしくなる。
「どっ、どうぞ」
「お邪魔します」
「先、ご飯でいい?」
「うん」
白麻婆豆腐をレンジで温めなおしてご飯をよそう。
「よし、食べよ」
「えっ、優愛まだ食べてないの?」
「うん、璃央と一緒に食べようと思って」
お兄が受験勉強で遅くまで塾でいなかったり、
ママも夜勤入るようになって一人で食べることが増えた時に思った。
なんか、寂しいなって。
だから、璃央と一緒に食べようと思ったんだけど、
なんだか璃央の表情は複雑そう。
「えっ、一人で食べたかった?」
「そうじゃないけど。待ってなくていいよ。
ほら、あんまり遅くに食べるのよくないって言うじゃん」
「でも、璃央も遅いでしょ?」
「俺はバイトがあるから仕方ないけど。
俺のせいで優愛がわざわざ晩飯の時間遅くしなくてもいいっていうか」
そうだった。この人、なんでもすぐ自分のせいにしちゃうところあるんだった。
「分かった。じゃあ、次からは先に食べてるね」
「うん、そうして。でも、別に優愛と食べるのが嫌とかそういうんじゃ・・・」
「分かってるって。冷めちゃうから早く食べよ」
笑顔でそう言うと璃央は安心したように微笑んだ。
「うまぁ」
「よかった」
とても気に入ったようでおかわりまでしていた。
曽田くんナイス!
「ごちそうさまでした」
そう言って食器を洗い始めようとする璃央。
「いい、いい。わたしやるから。
璃央はお風呂入ってきて」
「俺やるよ。ごちそうになってるし」
「大丈夫。わたしはお風呂入ってるし、やることもないから」
「でも・・・」
もう!甘やかしたいのに!
「いいじゃん、優愛がやるって言ってるんだから。
風呂冷めちゃうし、早く入って来て」
お、お兄!
「あ、ああ。じゃあ、お言葉に甘えて」
お兄ナイス!
今思えばお兄は璃央の家の事情を知ってたんだと思う。
だから、しょっちゅう家に連れてきてたんだろうな。
22時を過ぎた頃、ピンポーンとインターホンが鳴った。
来た!
ガチャッとドアを開けると璃央が立っていた。
「おかえり!」
「た、ただいま?」
あっ、なんか勢いでおかえりとか言っちゃった。
我に返ってちょっと恥ずかしくなる。
「どっ、どうぞ」
「お邪魔します」
「先、ご飯でいい?」
「うん」
白麻婆豆腐をレンジで温めなおしてご飯をよそう。
「よし、食べよ」
「えっ、優愛まだ食べてないの?」
「うん、璃央と一緒に食べようと思って」
お兄が受験勉強で遅くまで塾でいなかったり、
ママも夜勤入るようになって一人で食べることが増えた時に思った。
なんか、寂しいなって。
だから、璃央と一緒に食べようと思ったんだけど、
なんだか璃央の表情は複雑そう。
「えっ、一人で食べたかった?」
「そうじゃないけど。待ってなくていいよ。
ほら、あんまり遅くに食べるのよくないって言うじゃん」
「でも、璃央も遅いでしょ?」
「俺はバイトがあるから仕方ないけど。
俺のせいで優愛がわざわざ晩飯の時間遅くしなくてもいいっていうか」
そうだった。この人、なんでもすぐ自分のせいにしちゃうところあるんだった。
「分かった。じゃあ、次からは先に食べてるね」
「うん、そうして。でも、別に優愛と食べるのが嫌とかそういうんじゃ・・・」
「分かってるって。冷めちゃうから早く食べよ」
笑顔でそう言うと璃央は安心したように微笑んだ。
「うまぁ」
「よかった」
とても気に入ったようでおかわりまでしていた。
曽田くんナイス!
「ごちそうさまでした」
そう言って食器を洗い始めようとする璃央。
「いい、いい。わたしやるから。
璃央はお風呂入ってきて」
「俺やるよ。ごちそうになってるし」
「大丈夫。わたしはお風呂入ってるし、やることもないから」
「でも・・・」
もう!甘やかしたいのに!
「いいじゃん、優愛がやるって言ってるんだから。
風呂冷めちゃうし、早く入って来て」
お、お兄!
「あ、ああ。じゃあ、お言葉に甘えて」
お兄ナイス!
今思えばお兄は璃央の家の事情を知ってたんだと思う。
だから、しょっちゅう家に連れてきてたんだろうな。

