私が咄嗟に思いついた小説集

彼女がもし現代に行っても、美人で頭もいいから多分…いや、必ずと言っていい程振り返ると思う

『若紫〜、若紫ももうすぐ20でありんすね、益々綺麗になっちゃって〜、これからどうなるんだろ?』

『もう、お節介がすぎるよ!でもそうだね〜好いたひとと結ばれて幸せになりたいでありんすね』

みんながそう思ったであろうな

幸せに暮らしてる姿を想像したに違いない

そんな幸せな瞬間は崩れ去っていくのでした



『ねぇねぇ、こんな物語聞いたことはない?』

『え〜?何よ〜』

『むかしむかーし、江戸には花魁がいました』

日本昔ばなしみたいな口調で話す百合香は私の親友

そんな百合香が面白くて私は話の続きを待った

『そして、時代は明治へと移り変わります』

『江戸、短』

最初の1文だけで終わってしまったよ

『まぁまぁここからここからー』

『はいはい』

こんな百合香も私は大好きだ

『明治時代にも花魁はいました。だけど江戸時代ほどの勢力ではなくなっていくのでした』

私何も突っ込まず、百合香の話を最後まで聞くことに