私が咄嗟に思いついた小説集

見た目は誰もが振り返るほどのイケメン先生だ

『早くやってしまわないと俺の勤務時間すぎる!』

女子生徒は渋々、玖留見先生から渡されたプリントに目を通した

『なぁ、』

『なによー、説教なら聞かないからね』

やっとシャーペンを手にした女子生徒は、プリントに書かれてる数学式をスラスラと解いていく

『……、本当はわかってただろ?』

『ううん、ほんとに私は馬鹿です』

やれやれと先生はまた呆れた

『はぁ、お前は本当に綺麗な髪してるよな?』

先生は女子生徒の髪の毛を掬う

『なによ、え、急に何よ?』

『いや、なんでもない。解けたなら帰るぞ』

ガタッと音を立てて席を立った先生は椅子の近くに置いてあった自身のカバンを肩に提げた

『お前、って素顔どんな感じなの?つか確かめなくても素顔ぜってーカワイイだろ?』

急になにを言い出すんだこの先生は

『そんな事言われてもあんまり嬉しくないんだけど?』

『いや、悪い。俺だって急に何を言い出すんだろな?悪い今のは忘れてくれ』

女子生徒が生徒指導室を出ようとしたら、空いた扉は再び音を立ててしまった